カンムリウミスズメシンポジウム2017 in かどがわ
2017 Japanese Murrelet Symposium in Kadogawa, Japan
カンムリウミスズメ
枇榔島
夜、海辺に向かう雛
全長24cmほどの小型の海鳥で、頭頂部の長く伸びた冠のような羽毛が名前の由来になっています。
一生の大半を海上で生活する海鳥で、巣をつくるときだけ陸地に上がってきます。
繁殖するのは日本近海の島々にほぼ限られています。
中でも門川町沖の枇榔島は、世界中でもっとも多くの
カンムリウミスズメが繁殖する島として知られています。
3月ころ枇榔島に戻ってきたカンムリウミスズメは、
岩の隙間に2個の卵を産みます。
親は1か月ほど交代で卵を温め、やがて雛が孵化すると1〜2日のうちに親子で海上に移動します。
門川町では身近なところでも親しまれています。
2005年、カンムリウミスズメは町制施行70周年記念に「町の鳥」になりました。
2012年に町のマスコットキャラクターに選ばれた「かどっぴー」と
そのお嫁さん「がわっぴー」。
2016年のゆるきゃらグランプリの成績は宮崎県で3位と健闘しました。
門川町の海辺の堤防には、子供たちが描いた
カンムリウミスズメの壁画を見ることができますよ。